今回は茶蔵園の製茶工場では何をしているのか、どのように煎茶がつくられているのかを紹介したいと思います!
煎茶ができるまでにはさまざまな工程があり、
東白川村の茶業では一次加工と二次加工に分けられます。
一次加工は茶農家さんの組合(東白川製茶工場など)にて行われます。
工程の内容はおおまかに…
①茶の樹の栽培、茶葉の収穫します。(5月に一番茶、7月に二番茶)
②収穫した茶葉を「蒸し、揉み、乾燥」の工程を経て「荒茶」という原料ができあがります。
工程の内容は5月の新茶の時期に工場が動きますので、その時に情報をお届けします。
一次加工で出来上がった荒茶を、茶蔵園の茶工場にて二次加工を行います。
内容は荒茶を「選別、焙煎、ブレンド」の工程を経て煎茶に仕上げ、お茶の商品にする事が私たちの役割です。
今回は茶蔵園の工場では何が行われているのか…
ざっくりになりますが紹介します!
茶蔵園の製茶工場の公開です!
荒茶(写真右上)には茶葉、粉、くき、細かい茶葉、硬い茶葉が全て混ざっています。
まずは荒茶を様々な機械を使用して選別をしていきます。
右上から時計回りに、荒茶、粉、くき、頭(硬い葉)。粉は粉茶になり、
くきはくき茶になり、頭はほうじ茶にしています。
ではどんな方法で選別しているか説明していきましょう。
総合仕上機。多数の網が入っていて、良い茶葉、硬い茶葉、細かい茶葉、粉を選別します。
電気選別機。電気と風を使って細かい茎の部分を選別します。
細かい茎は電気に引っかかり、風によって飛ばされるのです。
色彩選別機。光を使って茎を選別します。
茶葉に混ざっている茎の部分を白色と認識し選別する優れものです。
乾燥火入れ機。通称「火入れ機」
二次加工にて煎茶を作る工程で最も重要なのが「火入れ」、茶師の腕の見せ所なのです。
この機械で茶葉を焙煎することで、お茶屋ごとの味の違いをだしたり、
茶葉の特徴を活かした火入れをして茶商品をつくります。焙煎方法は企業秘密です!
火入れをしながらお茶の味を決めていきます。
茶葉の持つ特徴を大切に「滋味、香り、水色」をチェックします。
またお客様が飲むときのシーンや商品をイメージして味を決めています。
ブレンダー(合組機)。焙煎した茶葉を投入して均一に混ぜたりします。
その他にも活躍する場面がありますが、また詳しく紹介します。
出来上がった煎茶。最後に確認をします。
おいしく出来上がりました♪